Engineer's
voice
過去に自分が味わった
ソフトウェア開発の苦労を、
未来にひとつも残したくない。
- K.H.
- 2012年入社
- 数理情報学部
情報通信学科卒 - 研究開発部
大学ではプログラミングにおける構文解析を研究。地元愛知のソフトウェア開発会社を希望して就職活動を行い「一番に内定をもらえた」デンソークリエイトに入社。5年間車載ソフトウェア開発部署で経験を積み、現在は研究開発部に所属。
日々悩んでいた駆け出しの頃。
厳しくも温かい先輩のサポートで、
ソフトウェアエンジニアとしての強い基盤を獲得。
入社して車載ソフトウェア開発の部署へ配属され、5年間は通信関係の標準基盤ソフト開発を担当していました。でも、私のキャリアのスタートは決して順風満帆というわけではなかったですね。当社はソフトウェア開発の最先端企業なので、私が大学で学んだ知識はそのままではほぼ通用しませんでした。新卒1年目に大学時代の卒業研究を社長プレゼンする機会があったのですが、その時も壮絶なダメ出しをいただいてしまい…(笑)。「私はこのレベルについていけるのだろうか?」と思い悩んだ日もありました。正直なところ最初の3年間は冬の時代だったかもしれません。
それでも4・5年目ぐらいから段々仕事のやり方を覚えてきて、ソフトウェアエンジニアとしての一通りの技術を身につけることができました。その頃私を見てくれていた先輩が厳しくも温かく指導をしてくださる方で、懸命に取り組んでいたこともようやく実を結び出しました。厳しかった分そこで学べたこともいろいろあって、この時期を乗り越えてきたからこそ今の自分があると思っています。
研究開発の仕事は、
行き先もゴールまでの道筋も、
すべて自分たちで考える自由と責任がある。
入社6年目からは、現在も所属している研究開発部に異動。ソフトウェア開発に必要な最新技術を得るための学会や研究成果発表会との連携、および技術を適用する開発現場との連携を両輪とした技術開発を行っています。私はマネージャーとして2つのプロジェクトを動かしており、ひとつはここ最近のトレンドにもなっている生成AIの活用検討。もうひとつは自社開発した次世代ソフトウェア設計ツール「Next Design」の活用研究です。研究開発の仕事は顧客から具体的な要求が出てくることがほぼなく、自分たちで何をやるべきかを常に考えて課題設定する必要があります。行き先やゴールまでの道筋を自ら考える自由と責任があり、大変ではありますが非常にやりがいも大きな仕事ですね。ただ最近は自分のことよりも、プロジェクトメンバーが上手に仕事を動かしてくれた瞬間の方に最も大きな喜びを感じているかもしれません。
ソフトウェア開発をしていた時に味わった苦労や悩みは、現在の研究開発にとても役だっています。「過去に自分が味わったソフトウェアエンジニアの苦労をそのままにしたくない」そんな想いが私の強いモチベーションになっているんです。10年前は仕事に追われているイメージだったソフトウェア開発の部署も、ここ数年で残業時間がかなり減ってきていると聞いています。私たち研究開発部の仕事が、少しでもソフトウェアエンジニアの苦労や悩みを減らすことに貢献できていれば嬉しいですね。入社当初は悩みも多いスタートでしたが、今ではメンバーにも恵まれ、毎日が充実の日々です。今後は後輩たちに頼られる理想のプロジェクトマネージャーを目指しながら、ソフトウェア開発の現場を支援する研究開発を進めていけたらと思います。
とある1日のスケジュール
- 9:00
- 出社、メールチェックプロジェクトチーム毎に日を変えて
週2日のペースで出社。
- 9:30
- 情報収集や成果物作成最近はAIなど業界の最新情報の収集も。
- 11:00
- 定例ミーティングプロジェクトメンバーと進捗や状況の確認。
- 12:00
- 昼食テレワーク時は昼食前を家事の時間に。
- 13:00
- 顧客と定例ミーティング
- 14:00
- 個人作業やレビュー
- 17:00
- 委託先と定例ミーティング
- 19:00
- 退社他部署のゲーム好き社員とオンライン
ゲームでリフレッシュ。