自動車業界の
ソフトウェア
自動車業界が迎える
100年に1度の
パラダイムシフト
自動車業界が迎える
100年に1度の
パラダイムシフト
100年に1度の変革期を迎えた自動車業界。クルマに搭載されるECU(Electronic Control Unit)の個数は加速度的に増加しており、高級車を中心に100個以上のECUを搭載するクルマも登場し始めました。それに伴いソフトウエアの開発量も急増。2030年には現在の3倍の開発量になると予測されています。ソフトウェアの開発費はクルマの販売原価の過半数を超え、車載ソフトウェアの価値がクルマの価値を左右する時代がやってきているのです。
ソフトウェア事業規模の推移
(※デンソーグループのソフトウェア開発者数)

SDV(Software Defined Vehicle)時代に
期待されるソフトウェアの役割
SDV(Software Defined
Vehicle)時代に
期待される
ソフトウェアの役割
そうした背景の中で、ソフトウェアによって機能がアップデートされることを前提に設計・開発されたクルマ「SDV(Software Defined Vehicle)」が注目を集めています。このSDVは、クルマを取り巻く世界に2つの大きな変化をもたらすと言われています。
クルマの価値がソフトウェアアップデートで継続的に向上していく世界に。
クルマの価値が
ソフトウェアアップデートで
継続的に向上していく世界に。
スマートフォンと同じようにソフトウェアをアップデートすることで、クルマの機能や性能が常に進化し続ける時代がやってきます。
クルマを買い替えずに走行性能や安全性能などをアップデートできるため、ユーザーは好きなタイミングで愛車をカスタマイズできるようになります。
クルマが社会とつながり、これまでになかったサービスが生まれる世界に。
クルマが社会とつながり、
これまでになかったサービスが
生まれる世界に。

クルマが社会の一部となり、私たちの暮らしにもっと深く関わるようになります。例えば、社会インフラとネットワークでつながったクルマが、他のシステムとデータ連携することで新しいサービスが生み出されることも。クルマのカメラ映像から道路の状況や気象情報を収集し、インフラの整備に役立てるといった活用法も考えられます。このようなSDV時代において、ソフトウェアに求められる役割はより大きなものとなっていきます。
SDV時代にソフトウェアが果たすべき役割
SDV時代にソフトウェアが
果たすべき役割
機能面
SDVでは、クルマが外部のサービス提供者と連携するための仕組みが重要になります。例えば電力会社がクルマのバッテリーを充電するためのサービスを提供する場合、クルマと外部システムとの間のスムーズなデータ連係が求められるようになり、それをソフトウェアでコントロールする必要があります。
品質面
クルマがネットワークにつながる際に最も大きな課題となるのが「安全性の担保」です。クルマは人命を預かるものであるため、ハードはもちろんのこと、搭載するソフトウェアの品質にも厳格な基準が求められます。また、年々悪質化するサイバー攻撃に対する防御策も強化していく必要があります。
今後のクルマの技術革新には「先進ソフトウェア技術の手の内化」と「高品質かつ効率的な開発」の両立が不可欠になります。
ソフトウェアが果たすべき役割が拡大していく中、私たちデンソークリエイトのミッションも、より大きな役割にシフトしていきます。