私たちの強み

04 世界中の開発現場で生産効率を上げる“標準基盤ソフト”をクリエイトから。

もの分野
事業推進部 シニアマネージャ

田中憲昭

「もの分野」の「もの」というのはソフトウェアのこと。デンソーグループが手掛ける製品ソフトウェアのベースとなる「標準基盤ソフトウェア」を手掛けるのが私たちの役割です。大変わかり辛いと思いますのでPCで例えますと、標準基盤ソフトウェアはOSやデータ管理、ファイルマネージャーなどに位置するものですね。私たちが開発した標準基盤ソフトウェアをベースに、グループ内で様々な製品ソフトウェアがつくられていく訳ですが、この標準基盤ソフトウェアがあることでソフトウェアの生産効率が上がり、開発コスト削減につなげることができます。

当社の標準基盤ソフトウェア開発事業は2007年からスタートしており、私は立ち上げ当初からこの事業に取り組んできました。その頃、当社の事業の柱はナビゲーションシステムの開発でしたが、自動車産業の大変革期に貢献できる分野として、標準基盤ソフトウェア開発事業に乗り出したという経緯があります。標準基盤ソフトウェア開発におけるデンソークリエイトの強みは、長年の車載ソフトウェア開発のノウハウをベースに、デンソーグループのソフトウェア開発の標準化をリードできるところ。高度な技術を必要とする領域のソフトウェア開発を手掛けており、当社の標準基盤ソフトウェア開発ノウハウは他社には絶対に真似できないレベルにあると自負しています。

現在、当社の大きな柱となった標準基盤ソフトウェア開発事業ですが、将来的にはその先にある「開発プロセス」を創造できるエンジニアをもっと育てていく必要があると考えています。これはデンソーグループ内の立ち位置として、デンソークリエイトには生産技術と呼ばれる仕組みやプロセスでソフトウェア開発現場の生産効率を上げていくという使命があるからです。今後はデンソーのソフトウェア開発の中でも特に重要な分野をさらに効率化できるよう、自社エンジニアの技術力・提案力を底上げしていきたいと思います。