HCPチャートによるソフトウェア開発

構造化プログラミングの手法HCPチャートを用いたプログラムの開発方法を、やさしい言葉を用いて分かりやすく解説したテキストです。
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特徴
この本は、構造化チャートとして名高いHCPチャートを解説した本です。 HCPチャートは、ソフトウエア開発の現場で高い評価を受けています。しかし、名前は聞いたことがあるが、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか?また、知っているが詳しい使い方を知らないと言う方もいらっしゃるのではないでしょうか? そんな方は、ぜひこの本をお読みください。
- HCPチャートの良さがフローチャートとの対比で分かりやすく示されています。
- チャート記号の読み方が例題図と共に示されています。
- チャートを書く上での注意点が示されています。
- ソフトウエア開発工程のどの局面でどうやってHCPチャートを使えば良いかが示されています。
詳細情報
構造化は、プログラミングの基本です。HCPチャートをご存じの方も、そうでない方も、この本をお読みになって構造化についてもう一度勉強し直してみませんか?
- <目次>
- 第1章 HCPチャート
- 第2章 ソフトウエア開発工程
- 第3章 設計とHCP
- 第4章 コーディング・デバッグとHCP
- 第5章 レビュー・プレビューとHCP
- 第6章 保守とHCP
内容プレビュー
以下は、HCPチャートとフローチャートの比較をしている部分を一部抜き出したものです。
■処理説明文の書き方
HCPチャートでは、説明文は処理記号(○印など)の右側に自由に記述します。一方、フローチャートでは、処理記号(長方形など)の中に処理の説明を記述します。ところがそうしますと、処理説明文が長くなると、処理を表現する長方形も同じように長く書かなければなりません。HCPチャートでは説明文を処理記号の制約なく長く書くことができます。フローチャートのように、いちいち処理記号の大きさに頭を悩ませる必要はありません。
■フローチャート
■HCPチャート
■処理階層の書き方
HCPチャートでは処理記号がインデントされているので、処理階層が明確に表現されます。これにより、徐々に右側に行くに従って、より詳しい処理内容の説明を順次書くことができます。そこで、大雑把な処理の流れだけを把握したければ、チャートの左側の線を上から下へ読めば良く、より詳しい処理の流れを把握したければ、チャートの右側まで読めばよいのです。このように、目的に応じて、チャートを書いたり読んだりすることが簡単にできます。一方、フローチャートではそのようなことができないので、複数のチャートに分割して説明するなど工夫しませんと、詳しい処理を書く必要があるときには処理の説明をする線がむやみに長くなる危険性があります。また、たとえ複数のチャートに分割したとしても、結局たくさん書かれたチャート間の関係が分かりにくくなってしまいます。
■フローチャート
■HCPチャート
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