デンソークリエイトにおける「スペシャリスト」とは、技術領域における専門家のこと。ただ当社は組み込みソフトウェアの会社であり、ツールベンダであり、プロセス導入支援や自動車向けの先行研究も行なっていますので、求めているスペシャリストも多岐に渡ります。私自身は、市販ソフトウェアの企画・開発推進を行うツール開発スペシャリスト。入社後、デンソー向け開発支援ツールの開発に従事していたのですが、28歳で一度退社。Los Angelesで英語と音楽（ジャズギター）を2年間学んで会社に戻り、今に至ります。当社には「３C」を大切にする風土があって、これは「Charge」「Challenge」「Change」の頭文字。あのとき私のチャレンジを認めてくれたのもそうですが、「やりたい」と熱意を持って伝えれば、大抵のことはやらせてくれるところが当社の魅力のひとつだと思います。

前例のない製品企画をゼロからスタート 海外での活動からデンソークリエイトに戻った私は、自動車業界の中だけで培われてきた技術やノウハウを蓄積するだけではなく、業界を超えて発信していくことが必要だと実感。新しいチャレンジをしたいと社長に直談判し、デンソー以外の一般企業向け業務管理ソフトウェアの開発・販売を行う新事業を立ち上げました。いわゆる社内ベンチャーのような形で製品企画をゼロからスタートしたのが、工数・プロジェクト管理ツール「Time Tracker」です。このソフトはリリースから15年経過し、のべ500社・約7万ユーザを超えるお客様にご利用いただいたソフトへと成長。当社では今でこそ様々な市販ソフトウェアの企画・開発が進められるようになりましたが、このTime Trackerは会社のビジネスモデルのみならず、技術者の常識を革新する試金石になったと自負しています。また、2019年にはアジャイル開発を推進するオフィス空間「Agile Labs（アジャイルラボ）」を立ち上げ、エンジニアがよりクリエイティブな仕事に従事できる環境づくりにも取り組んでいます。

心掛けているのは、世界に通用するモノづくり 当社は世界のトップサプライヤであるデンソーをソフトウェアでリードするために設立された専門会社です。「Time Tracker」も販売当初は売上をつくることだけが目的でなく、デンソークリエイトというブランドのプレゼンスを上げる役割を担っていました。私たちが心掛けているのは「世界で通用するモノづくり」。開発する製品はプロフェッショナルなもので、GoogleやAmazonなど世界のIT企業が開発した製品に引けを取らないという自負があります。まずは実際の開発現場で自分たちが使用し徹底的にクオリティを高めるため、性能や使い勝手の良さには相当こだわります。ドイツやシリコンバレーの会社と共同開発を行うこともあれば、世界的なカンファレンスや国際会議に参加する機会も。エンジニアにとって、能力発揮や技術獲得の場に事欠かない環境がここにはあるのです。

デンソークリエイトの門を叩くあなたへ デンソークリエイトはエンジニアのキャリア形成において、大変魅力的な場所であると思います。あなたが今持っているスキルと、基幹産業である自動車業界での経験、そしてデンソークリエイトのフィールドが掛け合わされば、世界を動かす力を発揮できる本当の意味でのSpecialistになれるはずです。デンソーの中枢にあるグループ会社だから、関わっていくのも業界トップレベルの人たちばかり。今はそんな自信はないという方でも、ソフトウェアが好きで新しいことにワクワクできる人なら大丈夫。私自身も昔からプログラミングがただただ好きで、電気屋さんに朝一番に行って店頭のパソコンで夕方までプログラミングしているような学生でした（笑）。ぜひ私たちと一緒にチャレンジングな仕事をしませんか？ここ名古屋から、世界を動かすソフトウェアを発信しましょう！